エピソード2 - 大手カツラメーカーAの育毛コースに入会する

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皆さん、このタイトルを見て何を思いますか?
「はは、おまえ馬鹿じゃん?」 そんな声が聞こえてきそうです。そうです、私は馬鹿でした。まんまと騙されました。
と言っても、これを後悔しても仕方が無いので、敢えて私の経験談を暴露し今後の被害者を少なくできれば本望です。

エピソード1 でもお話したとおり、私は大学入学を境に見る見る禿げが進行していきました。
大学4年の就職活動を始めたころには既に中分けには耐えられないレベルに発展していました。私は悩んだ挙句、一般販売されている育毛剤に手を出し始めました。 当然ですが、これを毎日使うだけでは効果は全くありません。
真剣に悩み続けた私は、当時 TV の CM で頻繁に流れていた「ヘアサポート無料体験」に目を付け、即座に予約を入れるのでした。

イメージし易いように、私 と 大手サロンAのカウンセラー のやり取りを会話形式で思い起こしてみようと思います。


カウンセラーは異常に緊張していた私をまずはニコニコ笑顔で迎え入れてくれました。詳しくは覚えていませんが、家族構成/食事/洗髪に関するQ&Aを経た後、マイクロスコープで私の頭皮を見てみましょう、という流れでした。

カウンセラー : 「うわっ(驚)! う~ん、これは酷いねえ・・。 お若いのに。」
私 : 「そ、そんなに酷いんですか(動揺)・・。」

カウンセラー : 「このまま行くとまずいね。本当に。~ (永遠と脅迫染みたコメントが続く)」
私 : 「・・・ 酷いのは分かりましたが、何がどうまずくて、どうすれば良いのでしょうか?」

カウンセラー : 「まずは毛穴に詰まった汚れを除去し綺麗な頭皮を作ること。これに半年掛かります。 次に頭皮改善として男性ホルモンを押さえる治療を半年行う必要があるでしょう。」

と言いながら、ヘアサポートのコース説明 及び 料金説明をされる。

私 : 「(絶句!! 百何十万円) こ、こんなに高いんですか?」
カウンセラー : 「いやいや、高くは無いでしょう。これで禿げずに済むんですから。ちなみに当サロンの会員の3割は学生さんですよ。 皆さんローンを組んでます。」

と言いながら、36ヶ月ローンの支払計画書を出してくる。

カウンセラー : 「これなら数万円/月で済むでしょ? バイトで稼いだお金で十分返済できるレベルです。」

とは言うものの、まだ学生だった私は百万円以上の買い物と、これから3年間ローンを背負い続ける事に恐れを抱き、その場で深く考え込みました。
その煮え切らない私の態度に業を煮やしたカウンセラーは徐々に本性を現していくのです。

カウンセラー : 「私は今35歳ですが、(フサフサな髪を掻き上げながら) 私と比べると、あなたの将来の35歳は髪も薄くなり私の2倍以上老けているように見られるでしょうね。良いのですか?それで。 ・・・・どうするんですか? 」


確かにやくざまがいの強引な勧誘でしたが、その時は 「確かに禿げるよりはましだ。ここを信じてがんばろう。」 と納得し、契約をしてしまいました。


その後、私はこのサロンの言われるとおり、商品を購入し、シャンプー/リンス、育毛剤、マッサージ器等を購入し、発毛を信じてがんばり続けました。
しかし、ご想像の通り、発毛効果など全く無く1年が過ぎ、業を煮やした私はカウンセラーに効果が表れない理由を問いました。すると、「○○さんは日光の下で外出される機会が多いですよね。紫外線は頭皮の天敵なのです。この度弊社が開発した商品でピンポイント増毛することで、見た目の増毛及び 紫外線を遮る効果の両方が得られます。」 という説明を受けました。 正しい商品名は忘れましたが今で言うピンポイントフィックスのようなもので、残り少ない髪の毛1本1本に2,3本の人口毛を結び合わせていくというものでした。確かこれも数千本で50万円程の価格設定だったと記憶しています。その頃の私は費用対効果の見極めなど考える余地も無く、ワラにもすがる思いでしたので、あまり迷わずこの商品を試してみました。
使用感はと言うと、・・・最悪の一言。
・ たいしたボリューム間は出ない
・ シャンプーをするたびに簡単に外れていく
・ 髪の毛が伸びるにつれて結び目が徐々に上に持っていかれ、外見上 簡単にばれてしまう

こんなやりとりを約2年以上続け、さすが かつらサロン という顔もあり、次から次へカツラ商品を薦めてきました。
日々の育毛商品の購入代も馬鹿にならず(非常に高価)、育毛効果は全く表れず、かつら販促に嫌気がさした私はとうとう決死の覚悟で言い難い一言をカウンセラーに投げかけました。

私 : 「私はここの会員になる前、1年間で大丈夫、と言われそれを信じてがんばってきました。皆さん、かつらの販促を行いますが、そんなものにお世話にならなくていいように私はこのサロンに通っているのです。にも関わらず費用効果が全く表れないのはなぜでしょうか?」

そんな私の問いかけに終に本音が出てしまったのでしょう。

カウンセラー : 「・・・育毛と言っても 髪が復活するわけじゃなく、現状維持が目的ですからねえ・・・・。あなたの場合、ここに通っていなければもっと進行していましたよ。」


私は大きな失望と怒りを覚え、これ以上会話するのを止め、静かにこのサロンから退会することを決めたのでした。



如何でしょうか? 決して話を大きくしたり、誇張したりはしていませんよ。
常にグラビアアイドルを登用し爽やかにCMし、この業界で認知度も一番高いこのサロンですら、蓋を開ければこんな商売なのです。
彼らのような本来カツラメーカーが何故 若者向けのヘアサポート(育毛コース)を開設したか理由は分かりますか?
そうです。禿げ予備軍を集め将来のかつら顧客層を確保するためです。
本当に育毛コースで禿が治ってしまったら 彼らは将来の顧客を逃してしまうことになるわけですから、本気で育毛/発毛を考えている訳がありませんよね。


続きは エピソード3 へ




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