育毛・発毛を本当に実現するには、発毛に必要な栄養素の摂取が不可欠であることは 「発毛の王道~食事/サプリメント」で解説しました。
日本の厚生労働省等が提示している「日本人の栄養所要量」では、栄養素によっては「許容上限摂取量」が提示されています。 例えばビタミンAの「許容上限摂取量」は5000IUとなっています。
しかしながら、私達が摂取する海外サプリメントは平気で1錠あたり20000IUを含有しています。 これはおそらく誰もが気付く疑問であるはずです。 果たして私達はこの疑問をどう考えれば良いのでしょうか? 今回はこの疑問をリサーチしました。
まず、「許容上限摂取量」の定義を見てみましょう。
「一方、過剰摂取による健康障害を予防する観点から、特定の集団においてほとん どすべての人に健康上悪影響を及ぼす危険のない栄養素摂取量の最大限の量を「許容 上限摂取量」とした。」
参考 : 日本人の栄養所要量について
う~ん、つまり私達がナーバスに考える "上限" とはちょっと異なるようです。
アメリカ製のサプリメントに入っている栄養素の量は日本製のサプリメントに入っている栄養素の量よりも多い傾向にあります。 これは、FDA=米国食品医薬品局の提示するRDA(所要量)と日本の厚生労働省の提示する所要量に大きな違いがあるからです。
また、米国の栄養学の専門家の推奨により、サプリメントによっては、RDA(FDA=米国食品医薬品局が推奨している1日に必要な摂取量)を大幅に超える量が一回分の服用量に含まれている場合もあります。 つまり、RDAはあくまでもFDAの提示する一般的な目安であって、絶対的な物差しでは無いということです。
また、こうした基準値すらリサーチ結果などによって度々更新されています。実際の必要量は生活習慣によって大きな個人差があります。あくまで基準値は参考にした上で、自分に合った量を飲むのがお勧めです。
ラベルに表示されている摂取量の目安は、平均的なアメリカ人の体格(体重60kg)を基準にしています。
例えばビタミンAで言うと、1錠あたり20000IUという場合は、ほどんどがベータカロチンの形で配合されています。ビタミンAは脂溶性であるため、大量に摂ると過剰症をおこしますが、ベータカロチンは、体内で必要な分だけビタミンAに変換され、蓄積の心配がなく、過剰症も起こさないといわれています。
結論としては、きちんとしたメーカーが出しているサプリメントであれば、特にこの点をそれほどナーバスに考える必要は無い、ということでしょうか。 もちろん最近は日本でも病院で「サプリメント科」というものができています。心配な方は診断して頂いた方が無難でしょう。

